『コールドケース』

偶然、テレビをつけると、『コールドケース』シーズン6の最終話・前編がやっていた。
なんと、『V』『トータル・リコール』の、マイケル・アイアンサイドが悪役で出てるじゃないか! と視聴を続けるうちに、すっかりこのドラマのファンになった。

毎回のテーマがシビアながらロマンティックでいい。なにより、過去の犯罪を捜査する過程での聞き込みで、現在の証言と、過去の姿そのままでの証言がオーバーラップするあの演出が、ずるいぐらいに胸に迫る。
人気が高いのもうなずけるドラマ。

現在はシーズン7をDLIFEで観ているのだけれど、シーズン7はしばらく録画だけにして、amazonで1シーズン目から順に観るべきか……?と、考え中。

しかし1時間のドラマで、この緊張と緩和、社会問題への切り込みと、まったくすさまじい密度。
登場人物がみな、過剰に感情的でないところも、じつに良い。
日本のコンテンツは、感情表現が大げさなものがしばらくずっと流行っていて食傷気味だったので、心地良い。

それにしても、シーズン1から観るべきか、このままシーズン7を観続けるべきか、悩みどころである。